1999FW Martin Margiela ⓪ Artisanal Chiffon Modular Garment Fragment — When a Dress Loses Its Body
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1999年秋冬の⓪アーティザナルにおいて、Martin Margielaが行っていたのは「一着の衣服を作ること」ではなく、一着の衣服を分解し、分散させることだった。
今回提示するスカーフ(ボウ)は、
同シーズン・同ファブリックで構成されたドレス型アーティザナル・ピース群と明確に連動する断片である。
極薄のブラック・シフォンは、ドレスとして成立している時点ですでに「衣服の輪郭」を拒否している。
身体を覆うのではなく、身体の周囲に滞留する影のように存在する素材だ。
そのドレスから
・装飾
・結節点
・重心
だけを抽出し、最終的に“ボウ=スカーフ”という形にまで還元したのが本作である。
これはアクセサリーではない。
また、未完成品でもない。
完成した衣服が、時間の中で分解された残像であり、マルジェラが意図的に切り離した「衣服の記憶」そのものだ。
同ファブリックのドレスが身体を仮に包むための構造だとすれば、
このスカーフは、その身体が去った後に残された、結び目だけの存在。
1999年という時代、マルジェラはアーティザナルを再構築の技巧から思考の編集、概念の分散へと進化させている。
⓪であるという事実は、このピースが「着るため」ではなく衣服とは何かを問い続けるために存在していることを示す。
Reviaではこれを
**アーティザナル・シリーズの中でも
最も抽象度の高い“フラグメント作品”**として提示する。
